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MUTE BEAT(ミュート・ビート)は、1981年に結成された日本初のダブバンド。ヨーロッパの賛美歌メロディーとマーチングバンド、ジャマイカのダブを組み合わせる。〔http://womad.org/artists/kazufumi-echo-kodama/〕 独特のサウンドで、世界中で評価される。バンドの特徴的なサウンドはアシッドジャズ、トリップ・ホップのそれを先取りしていたともいえよう。〔http://www.allmusic.com/album/in-dub-mw0000071172〕 == 来歴 == 1981年、元ルード・フラワーの小玉和文(こだま和文)、屋敷豪太などを中心に結成。桑原茂一が原宿に作ったクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」を拠点にライブを行い、当時ピテカントロプスのアシスタント・ミキサーだった宮崎泉(Dub Master X)が加入し、ライブ・ダブ・バンドとしてのスタイルを確立。 1983年、ピテカントロプスが自主制作した8インチEP『MUTE BEAT』を発表。 1985年、カセット・マガジン「TRA」より60分カセット『Mute Beat TRA Special』を発表。このアルバムは翌年NYのインディーズ・レーベルROIRより『Japanese Dub』とタイトルを改めリリースされた。そして1990年には『No.0 Virgin Dub』とタイトルを改めCD化された。 1985年、石井志津男のOVERHEAT MUSIC Inc.とアーティスト契約、解散まで同レーベルだった。 翌1986年、OVERHEAT Recordsより12インチEP『MUTE BEAT』を発表。この12インチEPに収録された「COFFIA」はファミリーマートのCM曲としても使われた。 また、同年12月リリースの12インチ『Still Echo』はオーガスタス・パブロがメロディカで参加したミックスだが、MUTE BEATだけのミックスもある。 同時期にはインクスティックにてJAGATARA、トマトス、S-KENと共に、シリーズ・イベント「東京ソイソース」を開催。 1987年3月、屋敷豪太でレコーディングした『Organ's Melody』をリリース。 5月にはこれらの12インチ・シングル 3枚をまとめてアルバム『STILL ECHO』としてリリース、そして6月には1st.アルバム『FLOWER』をリリース。このアルバムからシングルとして『HAT DANCE/Pain』をリリース。なお「HAT DANCE」はカンタス航空のCM曲に使用された。 翌1988年にはドラムの屋敷豪太が脱退、渡英する。後任に今井秀行が正式加入した。 4枚目の朝本浩文、増井明人の作曲による12インチEP『Sunny Side Walk/A Stairwell』を3月にリリース。 2nd.アルバム『LOVER’S ROCK』を6月にリリース。 1987年、ジャマイカの名ピアニスト、グラッドストーン”Gladdy"アンダースン、と青山スパイラルホールで共演。この映像は後にDVD化された。 そして渋谷クラブ・クアトロのオープニング公演としてスカタライツのサックス・プレイヤーだったローランド・アルフォンソと共演し、ライブ盤『R.Alphonso meets MUTE BEAT』としてリリースされた。 1988年にはルーツ・ラディックスと共演するなどジャマイカの伝説的アーティスト達とのコラボレーションをする。 1989年に朝本浩文が脱退。エマーソン北村が加入。 今までの曲から選出し、ジャマイカのダブの創始者達2名リー・ペリーとキング・タビーと、宮崎(DMX)の3人がダブ・ミックスをしたアルバム『MUTE BEAT DUB WISE』をリリース。これはOVERHEATの石井志津男が企画したものであったが、当時のディストリビューター、ポニー・キャニオンにはリミックスという概念がなく、リリース不可能の決定があったものの、限定盤という条件でリリースされた。 新メンバーでアルバム『MARCH』、そしてライブ・アルバム『MUTE BEAT LIVE』と立て続けにリリース。 初の北米ツアー(SF, LA, SOB's NY)を敢行。 帰国後、リーダー小玉和文が脱退を表明。残ったメンバーで再始動する予定をOVERHEATが発行するフリーペーパー「Riddim」に告知し1度のライブを行ったが、その後解散した。 それから19年後の2008年に「Riddim」創刊25周年を記念して、恵比寿リキッドルームにて、小玉和文、増井明人、朝本浩文、松永孝義、屋敷豪太、宮崎泉という初期メンバーが集まり、伝説の一夜限りのライブが行われた。 2012年7月12日 ベースの松永孝義 他界。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MUTE BEAT」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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